103系の工場その1

1.戸袋窓との戦い

当鉄道に所属する103は、KATOをベースにしているため奈良の103(西日本の103)を再現するため必要な戸袋窓、片側8枚、妻面2枚という中間車なら20枚というとんでもない数の埋め込み作業が待っています。
現在宇治快速が行っている埋め込み方法を紹介します。

1 戸袋窓に再現されているHゴムを削る

彫刻刀等で削るといいでしょう



2 窓のRを削り長方形にしプラ板をはめ込む。できるだけ車体とツライチになるように瞬着で!!

真ん中の戸袋の部分が工作箇所です。車両は実験用車です

私は現在、基本的にパテは使用しません。かつてはやわらかく削りやすい田宮パテを使用していましたが、臭いがきつく、乾燥に時間がかかるなど作業効率を著しく低下させていました。乾燥に時間がかかるというのが曲者で、一晩くらい置いて乾燥させ削る作業を行えば、数日後ツライチだった面が一段へッ込み作業やり直しという悲しい結果が・・・

悲しい結果・・・

そこで、瞬間接着剤、瞬着を使います。しかし、瞬着にもデメリットがあります。ずばり固まった瞬着はかなり固いんです。瞬着を使用したクハ103−804〜−185は彫刻刀でラフに削り、棒やすりからペーパーがけと、かなりの時間がかかりました。それでもパテより効率は上がりましたが・・・。そこである道具を購入したんです。



3 ルーターで削る

汚い机って言わないで

そんなに高いものではないんで工作派の方かなりおすすめです。作業効率の大幅UPが見込めます!!

瞬着を盛り付け削る寸前です。窓枠を残すためテープで保護します。非ユニットサッシ、40N車には窓枠が無いので保護する必要はないです。



4 ペーパーで仕上げる

ここではじっくり丁寧にきれいに仕上げてください。左の車両は非ユニットサッシ車なので窓枠も削ってます。



あとは塗装をすれば完成です。あと何箇所埋めることやら・・・

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